昭和(戦後)

日本敗戦・占領軍の進駐

 

1945年⑤(昭和20年)

GHQに星条旗が翻る
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日本分割占領案(8/16)
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GHQに星条旗が翻る
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1945年⑤(昭和20)       日本敗戦・占領軍の進駐


1945(昭和20)8月14日の天皇臨席の御前会議で日本のポツダム宣言の受諾がなり、日本の無条件降伏が確定した。直後に国民向けに発表する天皇の戦争終結の詔書(しょうしょ)の肉声録音が行われ、翌15日正午、天皇の玉音放送が、日本全土で放送された。敗戦の報が国内外に伝わると、国内では鈴木貫太郎内閣が当日に総辞職し、17日には皇族の陸軍大将の東久邇宮稔彦(ひがしくにのみやなるひと)が皇族内閣を組閣し、「一億総ざんげ」という言葉が発せられ、流行語となった。日本国内が混乱状態戦となる中、外務省の外局として終戦連絡事務局が新設され、8月28日にはアメリカ軍を中心とする連合国軍の先遣部隊が神奈川県の厚木飛行場(今の米軍厚木基地)に到着し、その2日後の30日には連合国軍最高司令官マッカーサーが同じ厚木飛行場に降り立ち、3日後の9月2日には日本の無条件降伏の調印式が東京湾の戦艦ミズーリ号の艦上で行われたが、艦上の砲塔の側壁には、かつてのペリー初来航(1853年)の時に、旗艦船に翻っていた星条旗が額縁に収められ掲げられていた。午前9時からの調印式では、司令官の短い演説の後,天皇の全権委任状を持参した外務大臣・重光葵(まもる)が政府代表として署名、梅津美治郎(よしじろう)大将が大本営(統監部)の代表として署名した。続いて連合国を代表してマッカッサー最高司令官が署名し、さらにアメリカ・中国・イギリス・ソ連などが続いて署名した。その当日、マッカーサー最高司令官は、朝鮮半島の残留日本兵に対して、「北緯38度線」を境に北にいる日本兵はソ連軍へ、南にいる日本兵はアメリカ軍へそれぞれ投降することを命令した。また、マーシャル参謀副長は、日本の鈴木公使(横浜連絡事務局長)を呼び出して占領軍の東京進駐を申し渡し、翌日に告示予定の布告文を見せられたが、3つの布告文が「直接軍政」を意味するものに驚き、政府は臨時閣議で布告の中止を求める決定を行い、当日深夜に進駐軍の本部があった横浜に日本側トップ(岡崎長官)を派遣して撤回させ、3日に重光外務大臣がマッカッサーと会見して改めて布告の中止を申し入れ、日本の占領政策は、ポツダム宣言の第8項にある「間接統治」で進められることとなった。いよいよ日本各地に進駐軍の先遣隊が上陸し、9月8日には横浜に拠点を置いていた進駐軍が焼け野原の首都・東京に入り,都心部の焼け残った主要な建物は次々と接収され、皇居濠端の第一生命保険本社ビルがGHQ(連合国総司令部)の進駐軍の本部となった。9月9日に南京で中華民国政府と日本との間で降伏文書調印式が行われ、日本国内では、9月22日にアメリカ政府が公表した「初期の対日方針」に従い、日本の占領行政が開始され、27日に昭和天皇がマッカーサー司令長官をGHQ本部に訪問した。10月には戦勝国(アメリカ・ソ連・中華民国・イギリス・フランスなど)により新たな枠組みの「国際連合」が誕生したが、資本主義国と共産主義国の2つの陣営の対立が顕在化し、12月中旬にモスクワで英・米・ソの三国外相会議が日本を分割統治する理事会を設置、一度は公表2日後にトルーマン大統領が否定した日本の分割統治案が再び急浮上した。

年表

【1945年(昭和20)】


・8月6日 広島に原子爆弾が投下される

    9日  長崎に原子爆弾が投下される

        10日 御前会議で国体維持を条件にポツダム宣言

    の天皇受諾決断

   12日 連合国の回答公電が到着

        14日 御前会議でポツダム宣言受諾を決定

        15日  日本敗戦の玉音放送がラジオで放送される

   17日  東久邇宮内閣が発足

         30日 マッカーサー元帥が厚木飛行場に到着

・9月2日 米軍艦「ミズーリ」艦上で降伏文書に調印

  11日 GHQが東條英樹ら戦犯者に逮捕命令

  22日 米政府が「初期の対日方針」を公表

  27日 天皇が米国大使館にマッカーサーを訪問  

・10月9日 幣原喜重郎内閣が発足

・11月初旬 日本の外交権が停止される


《世界の動き》


 ・1945年、国際連合が成立(10月)

 ・1945年、ニュールンベルク国際裁判が開始

 ・1945年、モスクワにて米英ソの外務大臣が会談(12月)

 ・1945年、12月に「ブレトン・ウッズ協定」(戦後の金・

     為替制度の枠組み)

 
日本と世界
《フランス》パリ凱旋門前
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《イギリス》戦勝の号外
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《ドイツ》ドイツの降伏の署名式
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《フランス・イギリス》南方軍の降伏調印式
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時の政治
 

​第43代首相・東久邇宮内閣 (s20/8月17日~s20/10)

http://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/kakuryo/43.html

昭和20年10月5日 東久邇宮内閣が総辞職

​第44代首相・幣原喜重郎内閣 (s20/10~s21/5)

http://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/kakuryo/44.html

占領下の永田町
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戦後初の国会開催
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東久邇稔彦内閣(戦後初の内閣)
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幣原喜重郎内閣
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女性史
 
進駐軍の女性兵士
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P・Xで働く日本人女性
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新日本婦人連盟の結成
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TOPICS
【戦後初の天皇の靖国参拝】
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【戦後初のベストセラー本】
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