昭和(戦後)

2つの中国の誕生

 

1949年②(昭和24年)

1948の4月に延安が解放
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革命の聖地の延安
革命の聖地の延安

1948年/昭和23年

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第1回政治協商会議
第1回政治協商会議

1949年/昭和24年

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1948の4月に延安が解放
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1949年②(昭和24)  2つの中国の誕生


1945年(昭和20)9月2日のミズーリ艦上での日本の降伏調印の翌日の3日が中国では「抗日戦線勝利の日」となり、1週間後の9日に南京にて日本軍との降伏文書調印式が行われた。長らくの戦争の終結から中国民衆の要望を背景に中国大陸にも「和平統一」の期待が蒋 介石の国民党(国府軍)・毛沢東の中国共産党(人民解放軍)・その他全ての党派の主義主張を超えて真の「国共合作」への期待が広がった。日本の帝国主義からの解放や内戦に反対する気運を受け、翌1946年(昭和21)1 月12日に重慶で平和を模索する「政治協商会議」が開催された。その後、国民党の指導力低下を危惧した同党右派が足並みを乱し、政治的努力にもかかわらず、 やがて旧満洲国の資産接収をめぐり、国府軍と人民解放軍の間で武力衝突が勃発、国府軍が旧満州の張家口(カルガン)を占領したことなどから、「国共合作」は破綻し、国共内戦は中国全土に拡大した。アメリカ政府がマーシャル特使を派遣して調停に乗り出したが、8月には「調停不可能」の声明がだされ、中華民国(国民党政府、国府軍)を支持、アメリカ製の最新式兵器を装備した国府軍が瀋陽(遼寧省の省都、旧満州国の奉天)・長春(吉林省の省都、旧満州国の首都・新京)その他の都市や満鉄などの鉄道路線を占領し、また、中国共産党の揺籃の地ともいえる中央部の陝西(せんせい)省延安も国府軍が占領したが、南京を根拠とする蒋介石の国民党(中華民国、国府)は民衆が期待した占領地の土地改革に手をつけず、インフレ増長・一部の官僚大資本が接収資産独占、日本語の使用禁止などへの反発から、農民層はもとより民族資本の支持をも失い、1947 年(昭和22)2月28日に旧日本統治の台湾を占領した国民政府に対し、ヤミ煙草の取締りでの発砲事件を契機に台北で反国民政府の大規模暴動が勃発、大陸から来た外省人に対する従来からの住民(本省人)の不満が爆発して攻撃、国府軍が鎮圧して約3万人を殺害する事件 (2・28事件)が発生した。翌1948年(昭和23)には農民層の支持を受けた人民解放軍が勢いを増し、年末には旧満州国(遼寧省・吉林省・黒竜江省)全てを人民解放軍が支配するところとなり、また、人民解放軍が揚子江を渡り、再び国府軍の根拠地となっていた南京を占領、さらに上海・武漢(辛亥革命の発祥地)の主要都市を占領、1949年(昭和24)1月31日に人民解放軍が北平(北京)市街に入城し、9月下旬に中国共産党は北平(1928~1949)で政治協商会議を開催して「共同綱領」を採択し、10月1日の「中華人民共和国中央人民政府成立大会」で中央人民政府公告を毛沢東が読み上げ、毛沢東を国家主席に、周恩来を政務院(後に国務院)の総理に 「中華人民共和国」(中国、当時の人口は4億6千万人)が 北平から改称した「北京」を首都に建国され、10月1日が国慶節(建国記念日)となり、十二・九学生運動で広まった「義勇軍行進曲」が代国歌(暫定国歌)となった。一方、中国大陸から追い出された国民党政府(国府、中華民国)が12月7日に台湾島の台北を首都とすると発表、12月10 日に蒋介石が台北に到着、12月27日に人民解放軍が中国全土を完全解放するに及んで、「中華人民共和国」と「中華民国」の二つの中国が誕生することとなった。

年表

【中国関連年表-1945年~1950年】


1945年(昭和20)

     ・国府軍が台湾に初上陸

     ・国民政府(中華民国)が中ソ友好条約調(8月)

     ・国共で「双十協定」(10月)

     ・米政府がマーシャル特使を派遣(1947年1月迄)

1946年(昭和21)

     ・国共停戦協定(1月)

     ・国府軍が解放区を攻撃(7月)(国共内戦の再開)

     ・重慶で政治協商会議(1月)

     ・国民政府が首都を南京に遷都(5月)

     ・国共内戦が全面戦争に(6月)

     ・国民政府、首都南京で憲法制定国民大会

1947年(昭和22)

     ・1月1日に中華民国憲法公布(施行は12月)

     ・台湾で「ニ・二八事件」(2月)

     ・共産党根拠地の延安が一時的に陥落(3月)

     ・人民解放軍反攻宣言(9月)

     ・共産党「中国土地法大綱」(10月)


1948年(昭和23)

     ・香港に「中国国民党革命委員会」設置(1月)

                      ・立法委員が直接選挙で選ばれる(2月)

     ・南京で「第1回国民大会」が開催(3月)

     ・蒋介石が国民政府の総統に選出(4月)

     ・国民政府を中華民国政府に改組(5月)

     ・華北省北京で「華北人民政府成立大会」(8月)

     ・この年、人民解放軍が大陸の主要都市を解放


1949年(昭和24)

    ・人民解放軍が北京に入城(1月)

    ・蒋介石総統辞任(李宗仁が代行就任)(1月)

    ・中国人民政治協商会議(9月)

    ・中華人民共和国が成立宣言(10月1日)

    ・中華民国の行政院にて台湾島の台北に遷都(12)

    ・ソ連が中華人民共和国を承認(10月2日)

    ・インドが中華人民共和国を承認(12月)


1950年(昭和25)

    ・トルーマン大統領、台湾不介入を声明(1月)

    ・イギリスが中華人民共和国を承認(1月)

    ・中ソ友好同盟相互援助条約が調印(2月)

    ・蒋介石が総統に復帰(3月)

    ・土地改革法が公布

    ・中国共産党が「中国人民義勇軍」を朝鮮戦争に派遣



 
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《朝鮮半島》朝鮮総連本部
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《朝鮮半島》朝鮮総連本部
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​第47代首相・第2次吉田茂内閣

http://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/kakuryo/47.html

昭和24年1月24日  第24回総選挙実施

昭和24年2月16日  第3次吉田茂内閣が組閣

​第48代首相・第2次吉田茂内閣

http://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/kakuryo/48.html

昭和24年5月25日 通商産業省(通産省、商工省を廃止 現・経済産業省)

昭和24年6月1日  郵政省・電気通信省・地方自治庁・総理府など設置

日本国有鉄道(国鉄)・日本専売公社 発足

第3次吉田茂内閣
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