平成

介護保険制度

 
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2000年②(平成12年)

小渕首相の施設訪問
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2000年②(平成12)  介護保険制度


1989年(平成元)の消費税の導入時に、政府は「高齢者保健福祉10か年(1990~2000)」を策定し、「ゴールドプラン」と名付けて、大蔵大臣(今の財務大臣)厚生大臣(今の厚生労働省大臣)自治大臣(今の総務大臣) の3大臣の合意で発表した。従来は、老人の介護は、 短期間の看とりが中心で、それは主に嫁の仕事とされてきたが、「長寿社会の到来」により、寝たきり老人・痴呆老人などが増加し、従来型の高齢者が家族とともに住む「三世代同居」が減少し、一方、一人暮らしの老人の増加問題が深刻な社会問題となっていた。1994 年(平成6)に厚生省(厚生労働省)が対策本部を立ち上げたが、国民負担を伴う介護保険の制度設計に議論が百出、法案の審議は大幅に遅れることとなった。介護保険制度は、40才以上の国民や企業から介護保険料を徴収し、それに国庫負担(国の税金)や運営する市区町 村の官費負担(市税等)に、さらに自己負担額を加えた財源で、「デイサービス」「訪問介護」などの高齢者向けの介護サービスを提供するもので、1997年(平成9) 12月9日に「介護保険法」が衆議院本会議で自民党・社民党・新党さきがけの3党などの賛成多数で可決成立した。1999年(平成11)には、介護者が93日間の休 みがとれる「介護休業制度」が企業に義務付けられ、また、与党内からでた導入延期論に対処すべく、不人気だった65才以上の国民の介護保険料の徴収は半年間の猶予期間の後に、2000年(平成12)4月1日からスタートすることとなった。初年度の総予算は3.6兆円で要介護認定を受けた高齢者218万人(4月末時点・当時)を社会全体で支えあう時代が到来し、従来は家庭に閉ざされていた老いや介護が、太陽の下に出てくる こととなった。また、多くの人が職を探す時代だったの で、介護ヘルパーの仕事は若い世代に新しい仕事を提供することになった。その新しい制度がスタートした施行日(4月1日)の翌日の4月2日に、介護施設で開かれたセレモニーに厚生大臣と共に出席した介護制度の産みの親で「平成おじさん」と呼ばれ、また誰彼となく市井の声に耳を傾け「ブッチホン」が流行語大賞ともなった小渕恵三首相は、当日未明に脳梗塞で倒れて緊急入院、1カ月半後に62才で亡くなった。

年表

【介護の参考年表-1989年~2004年】


1989年 「ゴールドプラン」発表

1997年 介護保険法が12月に成立

1999年 介護休業制度

2000年 4月1日 介護保険制度が開始 (3.6兆円総予算)

    10月1日 65歳以上の高齢者から保険料徴収

 2004年 従来の「ぼけ」が「痴ほう」と改まる

 2015年 要介護認定者が600万人を超える

 2018年 介護総予算が11兆円を超す

 
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