平成

金融再生プログラム~竹中プラン~

 
目次

2002年①(平成14年)

竹中平蔵(金融担当大臣)
竹中平蔵(金融担当大臣)

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竹中平蔵(金融担当大臣)
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2002年①(平成14)金融再生プログラム〜竹中プラン〜


バブル崩壊(1990)から10年を経過し、「失われた10年」と、金融市場から出た言葉に背を押された2001 (平成13)年4月、政府・金融庁は、緊急経済対策として、産業の血液を供給する銀行に対して、不良債権の損失処理(直接償却)を強く促し、その中で主要銀行に対して、融資先を財務状況などから色分けする資産査定を厳格化、「優良貸出先」以外の「破たん懸念先」「破綻懸念先以下(破綻債権)」を選別させ、焦げ付いた不良債権は、原則として2年以内に、新たに「破綻懸念先以下」と分類された債権は原則3年以内に、銀行のバランスシート(貸借対照表)から除去することを求め、銀行がどれだけそれらの損失に堪えられるかのストレスチェックを実施することとした。2002年(平成14年) の3月期末の銀行決算で公表不良債権比率は、融資全残高に対して8.4%(総額42兆円)と、銀行経営に支障のある危険水準(5%)より上にあることがわかると、金融当局のハードランディング路線ではと金融界がこぞって警戒する中、10月に3年後の2005年(平成17) 3月末までに、主要銀行の不良債権比率を半減させることを目標とする「金融再生プログラム」を策定した。 これは企業再生と金融行政に関する基本方針となった。翌2003年(平成15)4月には、「産業再生機構」(2003~2007)が設立され、経営状況に重大な問題のある企業のメインバンクから、機構が不良債権を買い取り、メインバンクと協力して借り手企業の再生に努めることとし、政府は構造改革の第一陣として57件の案件を正式発表し、6月10日には、問題のある大手銀行グループに公的資金注入を正式決定し、大胆な債権放棄と目減りした資本金に公的資金を注入して一時国有化することとした。貸し手・借り手の双方を救済する荒療治は、小泉内閣の学者出身の金融担当大臣・竹中平蔵が主導して策定したことから,「竹中プラン」と呼ばれた。

年表

【2002年(平成14)年表】


・2月 ブッシュ大統領が来日

・4月 「ゆとり教育」が始まる

   「改正育児・介護休業法」施行(子供の看護休暇、

   休暇の取得理由不要など)     

 ・5月  京都議定書が国会批准

・6月   サッカーワールドカップ(日韓共催)    

・8月 住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)がスタート

・9月 小泉首相・安倍幹事長が訪朝、日朝平壌宣言

・10月 ノーベル物理学賞(小柴昌俊)ノーベル化学賞

   (田中耕一)

・12月 東北新幹線(盛岡ー八戸)開通

    韓国大統領に盧武鉉(ノテウ)が当選

    北朝鮮が核再開発を宣言


《世界の動き》


・2002年、ユーロが流通開始(1月)

・2002年、ブッシュ大統領がイラン・イラク・北朝鮮を「悪の

     枢軸」と非難(1月)

・2002年、ソルトレークシティ冬季五輪(2月)

・2002年、東ティモール共和国が誕生(5月)

・2002年、アフリカ連合AU誕生(53か国)(7月)

・2002年、米大統領「ならず者国家」に先制攻撃宣言(9月)

・2022年、イラク核査察受け入れ(10月)

・2002年、インドネシアのバリ島、モスクワでテロ(10月)

・2022年、江沢民総書記引退、胡錦涛体制が発足(11月)

・2002年、北朝鮮が核開発の再開宣言(12月)

・2002年、韓国大統領に廬武鉉が当選(12月)


 
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